サイコロの出目の確率
サイコロの出目は一定確率ではないのを知っていますか?
実はサイコロの目は若干ではありますが、一番「五の目」が出やすいらしいのです。
実際にサイコロをふる実験をテレビで実践してました。
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そうしたところ、確かに若干5の出目が多かったという結果になりました。
なぜ!?
それは5の面が一番軽いからです。
普通、物理的に考えてサイコロをふった時に重い面が下にいきます。
なので一番5が出やすいということになります。
なぜ軽い面があるの?
では、なぜ5の面が一番軽いのでしょうか?
これは、単純に5の面が一番削られている量が多いからです。
一般的に売られているサイコロは、サイの目を削ってから塗装しています。
なので、削っている面が多い方が当然軽くなります。
ここで疑問が出ます。
では6の目のほうが数は多いのでは=削られている量も多いのでは?
実は、6の面は、小さな黒い点だけなんです。
5の面は小さな黒い点の他に、赤い大きな点(1の目)があります。
なので↓
6の面=小さな黒い点が6個
5の面=小さな黒い点が4個+赤い大きな点
この「赤い大きな点」が黒い点2個分以上あるので、結果5の面が一番削られている量が多く、軽いという事になります。
なので、サイコロの目の出る確率は一定ではないんです。
※今回は表面の削り処理をしているサイコロを例としているので、表面の削り処理をしていないサイコロや、インクだけでサイの目を書いてるもの、極端に精度の悪いサイコロなどは、あてはまりません。
誤差のないサイコロの存在
ちなみにこのサイコロの出目の一定確率を追及した、出目の誤差がないすごいサイコロが売られているようです。
こちらもテレビで紹介されていました。
最高級チタン製で2個で51,300円との事です。
え!こんなの買う人いるの!?と思いましたがいるようです。
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およそ4000個販売されているとの事です。
購入者は、企業で購入したり、研究用として購入される方が多いようですね。
インターネットで調べた所、某通販サイトでは、
ALEXCIOUS のサイコロ 2個セット 通常版が¥21,280で売られていました。
こちらは状態、精度の程はわかりません。
机上の計算だけでは成り立たない
これまでサイコロの目は6分の1と教わってきました。
確かに計算上はそうなんですが、実際やってみると計算通りにはいかないもんなんですね。
もちろん今回は製造精度の差や重さの違いでしたが、計算した事を実証するのは意外と難しいものなんですね。